RED ROOM MUSIUM COLLECTION   究極の質 The MASTERPIECE



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「The Masterpiece」
title copyright 2018 MOMOTOSEDO, Ryuichi.Hanakawa.
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これが「究極の質」だ。その名も「THE MASTERPIECE」。1980年代当時の最高峰のメリノウールSUPER150`sとカシミア8%を超緻密に織り上げた文句なしの「傑作」、
しかも独特の蒼をしている。少しだけ紫を感じる品格のある「ダークネイヴィー」。探し当てた倉庫には最後の一着分しかなく文字通りの「ラストカット」だった。




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1980年代に緻密に織られた極めて良質のウーステイッド & カシミア、「糸」が良い。その感触には惚れ惚れする。 この「なめらかな糸立ちを感じる手触り」がかつての全盛期の英国の織物のトップクラスの「質」だ。 この時代の名作には「SAPPHIRE(super120`s)」「ULTIMATE(super140`s)」、などがあるが、どれも最高質の高番手の糸を低速織機でゆっくりと織りあげた名品である。

まだ「高速織機」が普及する前だからこそ極細番手の糸を低速織機で手間をかけながら織るという職人技が活かされた、だからギュっと鷲掴みにしても手を放せばパっと皺ひとつ残らず復元する。まるで手品のように。この贅沢なスーツ地としては理想の高番手は1980年代前半5~6年間のみに織り上げられている。「The Masterpiece」はそのなかでも「永遠の名作」として知られている。






「ティラー六義」

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by tailorrikughi | 2018-08-25 11:58 | ■百年素材 究極の質 
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