The Art of Tie クラブタイ




TAILOR CLASSIC



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スーツにはどうしてもタイが必要で、しかし、なんでも良いわけでもなく、その昔は、紳士が愛用すべきネクタイの種類は限られていました。ひとつは、千鳥格子、それにスピタルスフィールドと呼ばれる、特には細かい格子織りのもの、そして、その人の出自を表すクラブタイ。


ペイズリーなどもありますが、あれは田舎のもので、ロンドンなどの都会での昼の装いといえば、このクラブタイというのが定番でした。他のタイに比べると、色の組み合わせが驚くほど大胆なものもあります。昔のイギリスはけっこうタイにうるさい社会でしたが、このクラブタイに限ってはいくらハデな色あわせでもオーセンテイックなものとして許されていました。


ものの本には、「クラブがないアメリカにこのタイがわたって、ストライプの方向を変えてレップタイと呼ばれた」とありますが、知らないだけで、当時、アメリカにも社交界はありましたし、ボーデイングスクールもあれば、アイビーリーグもあり、近衛兵はいませんが、ニューヨークやボストンなど都会にはジェントルメンズクラブも数多くありました。






要は、他のものと同じように、規範がくずれて、タイもファッションアイテムになったということで、これは良い反面、個人のセンスを問われるというやっかいもひとつ増えたといえます。私は、タイの柄ぐらいは規範のなかで、そのかわり質の良いものを締める程度で良いように思いますが、、、。いま、「トレンデイ」と呼ばれる店先に並ぶタイは、クラッシックなスーツに合わせるにはフェミニンすぎるように思えます。



いまや、いろんなおもしろいタイがありますが、昼の装いとしては、このクラブタイ=ストライプタイが、一番オーセンテイックで合わせやすいと思います。ただ、プリントのものよりは、織りのものを選ぶこと。
それと、どう説明すれば良いか難しいところですが、できるだけ本物に近いストライプの組み合わせを選ぶこと。ある種のファッションブランドのものは、色がきれいだといっても変です。













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# by tailorrikughi | 2008-06-26 14:12 | ■The Art of tie