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Classic tailoring 1. / Chalk Stripe Double Breasted Suits with waistcoat


TAILOR CLASSIC

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Art&ClassiC



英国のフォックスで織らせた、フラノのチョークストライプで仕立てたダブルブレステッドスーツです、古典的にダブルブレストのウエストコートをあわせています、

1930年代のイングリッシュドレープの極めてクラシックなシルエットで、上着からブレーシーズ仕様のトラウザーズへ流れるラインが特徴的で男の装いとしては美しいクラシックの代表のひとつともいえるものです、

フォックスで織らせたこのフラノは、コンポジションも極めて上質のラムウールとカシミアを混ぜ、良くタイトに織られていますが、クラシックな表情はそのままに軽く仕上げています、ウエイトとしては、通年着られるぐらいです、何より、糸の良さが贅沢な柔らかさを現しています、

ストライプの幅も素直で、グレーの色も押さえ気味で、控えめなエレガンスがあります、ただし、ラペルの独特な作り方、脇で絞るのではなく胸のふくらみからウエストにかけて立体的に削っていくシェイプ、ブレイシーズ仕様のトラウザーズのラインと一体化するように上着の裾を巻き込むように縫って独特の流れのあるラインなど、今は知る人の少ない、「ルーリング クラス」のクラシックの仕立てになっています、




Correct style & Timeless Quality
OUR Favorite Cordination
RIKUGHI | Bespoke Suits


b0151357_16305021.jpgShirts 「六義 bespoke Shirts」(フルハンドメイド 仮縫い付き ¥50000税抜き本体価格
20匁スイス製シルク使用)

Tie「Vintage Tie」(アメリカ製ハンドフィニッシュ アンライニング ¥12000 税抜き本体価格)

Pocket Square「RIKUGHI GINZA 1」(ハンドロール仕上げ ¥7800 20匁日本製シルク使用)




b0151357_1632483.jpgbespoke shirts

薄いグレーのボデイにオフホワイトの襟の、シルクのクレリックシャツ。ダブルカフ仕上げ、あえてナットボタンをつけてみました。ちょっと、ノスタルジックなシャツです。
マネキンに着せると奇妙にシワがよってみえますが、ビスポークシャツの場合、仮縫いをしながら立体裁断をしていくので、本人にしかフィットしません。しかし、シワの寄り具合から、右肩の方が、左肩よりかなり前肩になっているのが分かるように思います。ビスポークの場合、完全に既存のパターンを忘れ、ボデイが必要とするパターンを描いていきます。かなり解剖学的です。
腕の付け根の部分にはハンドステッチ、ネックの留めはクラッシックなダブルボタンになっています。
ダブルカフスの場合は、着けられるカフスボタンの種類(チェーン式、スナップ式、留め具式など)によってカフの形を変えていきます。
生地は量感のある20匁のスイス製シルクを使用しました。写真では生地の色と質感が現れませんでしたが、実物はホリゾンタルにかすかにヘアラインがあるニュアンスのあるグレーベージュです。




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Double Brestead Waistcoat

マネキンにビスポークスーツを着せるのには限界があります。仕立てのフィット感がなかなか現せません。とくに、このスーツは、トラウザーズとジャケットの流れが30年代の美しいシルエットをつくっているものなので、それをお見せできないのが残念です。
ダブルブレステッドのスーツにも、ウエストコートをあわせるのがエレガントだと思います。座ってボタンをはずした時、姿が美しいと思います。
とくに、ダブルブレスのウエストコートはクラッシックで味わい深いと思います。





















「ティラー六義」
中央区銀座一丁目21番9号
phone 03-3563-7556 e-mail bespoke@rikughi.co.jp(appointment required 要予約)



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copyright 2008 Ryuichi Hanakawa

by tailorrikughi | 2008-07-31 16:39 | 1.Chalk Stripe Doubl

OUR SPECIALITY 「 Prince of Wales 」 SUITS



TAILOR CLASSIC





Art&ClassiC

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RIKUGHI specilal wooven flannel(英国製)
「CLASSIC Prince of Wales」


「プリンス オブ ウエールズ スーツ」




「プリンス オブ ウエールズ」柄のスーツは、チョークストライプとならんで好みのひとつです。このスーツは、紳士のクラッシック フェイバリットといえるでしょう。


b0151357_154062.jpgそして、最もサルトリアルなスーツともいえます。つまり、細かい柄あわせが肝要で、生地も例えばストライプのスーツを仕立てるよりは分量が必要になってきます。
このスーツには、最低でも3.7メーターの生地を用意するようにしています。(通常でも六義のクラッシクテーラリングの場合、約3.5メーターを使います。作り方も違いますし、その後の体型の変化も考えてたっぷりとマチをとるようにもしているのです。)仕立てにおいても、より高い技術と気配りが必要になってきます。





b0151357_1541419.jpg「プリンス オブ ウエールズ」のスーツは、いつの時代においても上品で、新鮮に映ります。
ただ、肝心のクラッシックで良い柄の生地を探そうとすると案外にてこずるのです。

私が好きなのは、細かいブラック&ホワイトに、良く見ると少し「茶」が混ざっていて、きれいなブルーのオーバープレイドがあるクラッシックなものです。この少しの茶が、仕立てたときに上品な落ち着きを見せる隠し味なのです。オーバープレイドのブルーは、スカイブルーのちょっと濃い目ぐらいであるべきで、それが見えそうで見えない「程の良さ」がなければなりません。オーバープレイドがブルーなのが好みなのは、着続けて少しやけてきたときに、逆に、このブルーが映えてきて、また新鮮にみえるからです。

こうした「プリンス オブ ウエールズ」はなかなかありません、それで、やはりヨークシャーで織らせることにしました。
フラノ仕立てで、95%のラムウールと5%のカシミア、ブラック&ホワイト(少し茶のミックス)と、少しブラウニッシュ(茶味のある)なもの、それにオーバープレイドなしのブラウン&ホワイトの3種類。これがベストな「プリンス オブ ウエールズ」だと思います。














b0151357_15434335.jpgRIKUGHI specilal wooven flannel(英国製)
「Classic Prince of Wales」(Brownish  with Blue Over plaid)


遠目で茶系にみえる、この「プリンス オブ ウエールズ」は実は非常に手の込んだ配色にしてあります。

ブラック&ホワイトよりは、もう少し大人の味で、仕立てると極めてシックな印象になります。
このスーツに、きれいな青の少し太めのストライプのシャツなどを合わせると、ちょっと伊達っぽいクラッシックスーツの着こなしができると思います。












b0151357_15455743.jpgRIKUGHI specilal wooven flannel(英国製)
「Classic Prince of Wales」(Brown & White without over plaid)

オーバープレイドなしのブラウン & ホワイトの「プリンス オブ ウエールズ」。これが、仕立ててみると、非常に味わい深い。
エレガントなカジュアル感があって、例えばダブルブレスッテッドのスーツならウインザー候をまねて4つボタンにしてみるのも良いですね。




























「ティラー六義」
中央区銀座一丁目21番9号
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by tailorrikughi | 2008-07-20 15:47 | 2.Prince of Wales

OUR SPECIALITY   TWEED SUITS  (ESTATE TWEED)


TAILOR CLASSIC




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Art&ClassiC



「Gentlemen`s OLD FRIEND - TWEED SUITS」


「Gentlemen`s  Old Friend」、、、紳士にとっての「ツイード スーツ」は、生涯の友人といえるのではないでしょうか。
たしかに、ビジネスをしていればピンストライプなどのタウンスーツを着る時間の方が多いのかもしれない、温暖な日本では着る期間も限られるかもしれない。

でも、ツイードのスーツには、紳士の生活の楽しみとか、余裕とか、良い趣味とか、そういうものを感じさせるものがあって、愛さずにはいられないのです。

それは、タウンスーツと違ってツイードは美しい色や柄のものが昔から織られていて、保守的な英国でもツイードスーツに限っては、趣味性の高いものでも着ることが許されています、或いは、くたぶれ果てていても、それが父親や祖父のものを仕立て直したものでも、かえって出自が確かなものとして評価され、大切に愛用されていました、その背景が好ましいと思うのです。

ツイードスーツは頑丈ですから、やはり一生愛用すべきものです。それには、良いツイードを選び、正しくクラッシックに仕立てられていることが大切です。そして、時には、ハーフムーンポケットや、ストームタブなど味わい深いクラッシックデイテールに遊ぶのも楽しいと思います。





*生地については、アトリエに揃えてある生地コレクションをご紹介する「The Collection / Country (Sports)Style Collection」の項にもいくつかご紹介しています。ご参照ください。




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スコットランド製  「ジョンソン エステイトツイード」 
(probably 1950`s ~1960`s)

エステイト ツイードというのは、各家を表す格子縞のツイードで、その昔は、ごく限られたミル(織りメーカ)の小さな織機で特別に織られていました。織られたツイードは、もちろんその家専用のもので、たまに贈り物としても用いられることがありました。
このツイードは、ジョンソン家のもので、多分50年代から60年代に織られたものです。今のツイードに比べて、非常にタイトに織られていて、糸もちがうように思います。
地色は、いかにも英国好みのラバットグリーンで、朱のオーバープレイドがはいっています。
















b0151357_15121511.jpgスコットランド製
「クラッシック イングリィッシュ カントリーツイード」

これは是非、ウエストコート付きのカントリースーツに仕立ててほしい味のあるイングリッシュツイードです。
打ち込みの多い生地ですが、糸が良いのか、なめらかさがあります。良いツイードは、密に織られることによって一種の光沢があるものです。
それに、ブラウンを基調にしたスモールチェックが秀逸です。このデザイン自体は、英国の昔にあったトラデショナルなのですが、色の組み合わせが大胆不適で、これもイギリスの昔のカントリーを思い起こさせます。クラッシックは、ときに大胆不敵です。これは、昔の靴のつくりにもいえることです。
ジャケットだけではなく、3ピースに仕立てることで、クラッシックだけど、やわなファッショントレンドなど相手にならない、「伊達さ」をいつの時代でも持ちえる男服になると思います。












b0151357_15131282.jpgスコットランド製
「シェットランド ツイード」

スコットランドの秋を思わせるゴールドのシェットランド ツイード。なにより色が良いと思います。非常にタイトに織られていますが、良質のシェットランドウールなので意外に軽く上品なハッキングジャケットに仕立てると重宝すると思います。




















b0151357_15141852.jpg英国製
「Jacobson Tweed」


写真では、ブラック&ホワイトに見えますが、実物は黒と、かすかにベージュ味を帯びたハウンドツースに織られています。ブラック&ホワイトより落ち着いた印象で、スーツに仕立てても上品に収まると思います。スーツにして、落ち着いて、かつ印象もあるハウンドツースは探そうと思うと、なかなか見当たらないものです。
生地は、60年代の英国製のビンテージで、昔ながらのクラッシックなツイード生地です。


















「ティラー六義」
中央区銀座一丁目21番9号
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copyright 2008 Ryuichi Hanakawa and Rikughi Co.,Ltd.

by tailorrikughi | 2008-07-17 15:25 | 4.Tweed Suits

The Collection / 2. Overcoating


TAILOR CLASSIC

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「ムーアハウス ブルック」
失われたミルを探して



「ムーアーハウス & ブルック」は、英国、ヨークシャーにあったオーバーコート地専門のミルです。残念ながら、すでに、廃業しています。このミルの名を、日本で知る人は少ないのではないでしょうか、私も偶然、このミルの生地に出会うまでは知りませんでした。

偶然、みつけた生地が、あまりにも本格的で夢中になり、このミルの生地を探し回ることになったのです。英国の本格的なコート地というのは、日本の感覚とは全く違います。言い換えれば、日本には、カシミア以外、本格的なコート地は無いといっても良いぐらいです。
先ず、その厚さ、重さが違います。下手をすると1メーター800gくらいある生地は、ざらとはいえませんが普通にあります。英国の昔は、本当に寒かったのです。そして柄です。1930年代のエスクワイアに登場するイラストでしかお目にかかれなかった柄が実物としてあるのです。

「ムーアハウス」のチンチラを混ぜたピユアカシミアや、キャメル100%の極端な質の良さも述べたいところですが、その生地の素晴らしさは普通のウール地にあります。糸が良いのか、質が際立って良いことがシロウトでも分かります。

カシミアを混ぜるとか、スーパー200`sとか、そういう次元ではなく「良いウール」なのです。他のコート地とは明らかに違う独特な光沢と表情があります。






b0151357_1773625.jpgムーアハウス & ブルック
「ネイビー チョークストライプ」


最初に見つけたのがこの生地で、やられました。
当時、ネイビーのチョークストライプのダブルブレストのチェスターフィールドコートをつくろうと思って生地を探し回っていたのですが、ロンドンでも、あるにはあるのですがどうも納得できないまま、ヨークシャアの生地問屋にカシミアとキャメルヘアーの良いのがあると聞いて、とりあえず、その生地問屋へ出向いたのです。
見せてもらった、トップグレイのチンチラとカシミアの生地が素晴らしく、それ以上にキャメルヘアーの質の良さには驚きました。(これは、後ほど紹介します、)それで、これはどこのミルのものかと聞いたところ、ムーアハウスという今はなくなったコート地専門のミルだけど、他にもカシミアじゃないけど持ってるよ、といわれて出てきたのが、このネイビーチョークストライプです。
完璧なクラッシックです。生地の厚み、目の詰まり方、何より糸が良いのがわかります。良いものを見ると違いが分かるといいますが、その通りで、いまの生地、イタリアのものなどが、いかに嘘っぽいかが分かります。








b0151357_1782385.jpgムーアハウス & ブルック
「変わり格子」


この柄を正式には何と呼ぶのかは聞き忘れましたが、チャコールにホワイトの変わり格子の、このデザインと、そのヌメリとした生地そのもののクオリテイーの高さで、ムーアハウスのデザインがいかに本格でミルとしての奥深い実力を持っていたかを窺い知れます。

変わったデザインではあるのですが、不思議に30年代を思わせるクラッシックなのです。

上の文句のつけようのないチョークストライプのあり方もそうですが、その実力が本物なので、大胆なデザインをしてもクラッシックを感じさせるのです。














b0151357_1794571.jpgムーアハウス & ブルック
「オルタネイト ビンテージストライプ」


これも渋い、味わい深いビンテージストライプです。生地の量感もこのビンテージストライプにあっています。実際にこれでコートを仕上げたときを想像するのも愉しくなります、実に本格的な味のある姿になると思います。

















b0151357_179762.jpgムーアハウス & ブルック
「ビンテージ ハウンドツースチェック」


この生地は毛足が長く仕上げられています。それが、この生地の特徴であり、魅力です。そのせいで、濡れたようにしっとりとした質感があり、ラグジュエリー感を醸し出しています。デザインは、ハウンドツースを色違いで配して、オーバープレイドに見せる、いかにも英国的なものです。
ムーアーハウスのコート地は、オーバーコートという量感のある姿に仕立てたときの、デイグニテイーとかクラッシックさとかを計算しつくしているように思います。それがコート地を専門にしてきたミルの実力だと思うのですが、このハウンドツースも、こちらに仕立てあがりのイメージをなげかけてくる魅力を持っています。
この生地は、仕立てたときに、この毛足としっとりした質感が思っている以上に効いてくるのだと思います。









b0151357_1411973.jpg英国製
「ピュア キャメルヘアー」
 

「ムーアハウス ブルック」の歴史を調べてみると、キャメルヘアーの取り扱いを当初から行っていて、それを特色にしていたと云います。それもあるのか、このミルの100%キャメルヘアーは、極端に上質です。いま最上質といわる現行のカシミアよりよほど柔らかく、軽く、贅沢なタッチがあり、キャメルヘアーといえばポロコートという枠組みを越えた、贅沢な魅力に溢れています。
このキャメルヘアーを初めて手にとった時、私は、大げさと思われるかもしませんが、ある種のショックを受けました。英国生地の奥深さと、その実力。テーラーに備えられているバンチに飽き足らず、自分の足で生地を探し始めたとき、いままでで見たことがない上質な生地がそこかしこに眠っていることに興奮を覚えて、それがやみつきになりました。その当時の興奮を思い起こさせてくれる名品だと思います。

























「ティラー六義」
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copyright 2008 Ryuichi Hanakawa





by tailorrikughi | 2008-07-16 17:14 | 2. ムーアハウスブルック

Style   Our Shoe Making

TAILOR CLASSIC






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クラッシックな靴をつくらせると、その職人が本物かどうかがよく分かる。







b0151357_12513396.jpg六義CLASSIC
「フルグローブ ダービー」


















b0151357_362537.jpg六義CLASSIC
「フルグローブ」(Antique Finish)














b0151357_14575318.jpg六義CLASSIC
「クラッシック オクスフォード」(with Gray stitch)






















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「ティラー六義」
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by tailorrikughi | 2008-07-08 11:06 | ■Classic Shoes

The Collection / 1.Vintage



TAILOR CLASSIC


*写真では、生地の表情まで再現するには限界があります。実物をご覧ください。
b0151357_1339217.jpg英国製
「Jacobson Tweed」


写真では、ブラック&ホワイトに見えますが、実物は黒と、かすかにベージュ味を帯びたハウンドツースに織られています。ブラック&ホワイトより落ち着いた印象で、スーツに仕立てても上品に収まると思います。スーツにして、落ち着いて、かつ印象もあるハウンドツースは探そうと思うと、なかなか見当たらないものです。
生地は、60年代の英国製のビンテージで、昔ながらのクラッシックなツイード生地です。





b0151357_13355727.jpgスコットランド製
「クラッシック イングリィッシュ カントリーツイード」

これは是非、ウエストコート付きのカントリースーツに仕立ててほしい味のあるイングリッシュツイードです。
打ち込みの多い生地ですが、糸が良いのかなめらかさがあります。良いツイードは、密に織られることによって一種の光沢があるものです。
それに、ブラウンを基調にしたスモールチェックが秀逸です。このデザイン自体は、英国の昔にあったトラデショナルなのですが、色の組み合わせが大胆不適で、これもイギリスの昔のカントリーを思い起こさせます。クラッシックは、ときに大胆不敵です。これは、昔の靴のつくりにもいえることです。
ジャケットだけではなく、3ピースに仕立てることで、クラッシックだけど、やわなファッショントレンドなど相手にならない、「伊達さ」をいつの時代でも持ちえる男服になると思います。





b0151357_13364534.jpgスコットランド製
「タータンツイード」

スコットランドで織られたラムウール100%のタータンツイード。ラムウールなので見た目よりは軽いのと、ダークレッドを基調とした柄が良いと思います。
スーツに仕立てて、上品に収まるタータンというのは、特に赤を基調としたもので探すと意外にないのですが、この生地なら、カントリースーツ、ハッキングジャケット、或るいはオーバーコート(良いと思います)など何を仕立てても上品に収まると思います。
このツイードを織ったミルは、スコットランドでも珍しい織り手で、トラデショナルな柄を独自にデザインするのが上手いので定評があります。パリの大御所オートクチュールハウスとの結びつきも深いとのことで、色出しとそのデザイン力には唸ってしまうところがあります。
このミルのブラックウオッチ柄も、一見トラデショナルですが柄の組み合わせを再デザインしていて、色合いも含めスーツに仕立てたときにその違いがわかります。
イギリスは、ロイヤル カレッジ オブ アートをはじめ、テキスタイルデザイナーの教育にしっかりした場があって、ことテキスタイルに関しては、その人材の豊かさを感じます。







b0151357_13381922.jpg英国製
「ハイツイスト カントリー ウーステッド」

いかにも英国らしい生地です。ハイツイスト(糸を強く撚ることによって、腰のある生地になる)の極めて打ち込みの多い、密に織られたもので、ほとんどクリースフリー(しわが寄らない)といえます。硬く、ハリがあります。多分、一生どころか何代も着続けられます。

デザインも品の良い変わりハウンドツースで、これを探すのには実は苦労しました。ハウンドツース好きの私としては、ブラック&ホワイトはもう何着か持っているので、色違いのハウンドツースを探していたのですが、どれを見てもやはりブラック&ホワイトに勝るものが見あたりませんでした。
ヨークシャーの生地屋に眠っていたこれを発見したとき、生地の質もクラッシックで、写真ではわかりにくいですが、遠めでうっすらとウインドペインに見える配色が秀逸で、自分の望んでいたもの、質、品の良さ、クラッシックだけど少しひねくれている自分の感性、それらに適うものがあって惚れ込んでしまいました。

これは、本格的なハッキングジャケットやバイス ウイングジャケットに向いています。が、せっかくのこの生地ですから、少しダンデイ趣味の変わったデイテール、ハーフムーンポケットとか、ポケットやフラップの大きさとか形にこだわるとか、を入れてみたいものです。






b0151357_1491731.jpgスコットランド製
「古代 ダグラス タータン」


ダグラスタータンには、このアンシエント(古代)タータンとモダンタータンがあります。ダグラスに限らず、タータンはどんどんモダン化され色も変わってきています。私は、この古代ダグラスタータンの味わいのあるブルーが好きです。
タータンの世界は奥深く、それだけに質の良い本物のタータンを探すのはいまや苦労を要します。







b0151357_1410312.jpgスコットランド製
「タッタソール」

この生地は、前述のレッドタータンと同じスコットランドのミルで織られたもので、やはり、ちょっとひねっていて、先ずシルクウールになっています、それによって地のエクリュがなんともしっとりした風情になっています。そして色の組み合わせです。何ともいえないブルーグリーンとゴールドを配すことで、仕立て上がりの落ち着きを計算しているように思います。


タッタソールは、最近トム・ブラウンがコレクションで多用したり、トレンデイ(今日的な)なイデオムのなかでも取り上げられています。
もともとは、主にクラッシクなカントリーウエストコート(ベスト)とか、ハンテイングジャケットの裏地などに使われているものですが、今は、これでオッドジャケットなどをつくると、かえって新鮮かもしれません。

この生地で、トーンを抑えたパイピングを施したクラッシックなクラブブレザーを作るとシックだろうなと思います。いまだと、かえってトレンド感と、イギリスの貴族的な贅沢感、両方を感じさせるものになると思います。

アイデイアしだいで、クラッシックな生地を遊ぶのも愉しいですね。







b0151357_9503452.jpg英国製
「ビンテージ  オルタネイト ストライプ」(テイラー&ロッジ 60~70年代)


これは、ビンテージらしい、ちょっと凝ったオルタネイトストライプです。ヘリンボーンの組み合わせでストライプが構成されていて、しっかりした量感があります。
かなり、タイトに織られています。一見ハデかなと映りますが、全体のカラートーンが統一されているので、意外に仕立てあがったときに、男っぽいシックな味わいがでるように思います。
ビンテージのストライプは、ロープストライプだったり、ヘリンボーンや凝った織りをストライプに合わせてあるものなど、凝った表情のものがたくさんあって、これはビンテージ生地のひとつの愉しみですね。









b0151357_1412727.jpg英国製
「ピュア キャメルヘアー」(ムーアハウス ブルック )
 
いまはない「ムーアハウス ブルック」という主にコート地を織っていたミルの100%キャメルヘアーです。ムーアハウスのコート地は、極めて上質で、デザインも本格で、私は、偶然、このミルの布地に数点めぐりあってから、探しまわり始めました。他のミルのものとは明らかに違うのです。
このキャメルヘアーも、極端に質が良く、いま最上質といわる現行のカシミアよりよほど柔らかく贅沢なタッチがあります。
ムーアハウスは残念ながら、私が探し始めた時点で既に閉鎖されていました。








「ティラー六義」
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copyright 2008 Ryuichi Hanakawa





by tailorrikughi | 2008-07-03 13:44 | 1.Vintage Fablic Ⅰ

Classic Houndtooth Suits



TAILOR CLASSIC



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Art&ClassiC


「Classic Hound Tooth Suits」



ハウンドツースという柄は、ご存知のように 本来 カントリースタイルのものでした。
それが、1930年代半ばに カントリータッチの生地で仕立てたスーツを 街着として着ることが かえって洒落ているという風潮があり、とくに このハウンドツースは さかんに着られるようになりました。

ハウンドツースはチョークストライプ グレナカートチェックと並ぶ 男のクラッシックだと思います。

出自は、 「野趣」あるモノですが、不思議に上品な「モダンさ」をもっており、柄の大小をまちがえなければ、何を仕立てても育ちの良さを感じさせます。






b0151357_1243255.jpg英国へ特注した、ラムウールとカシミアのハウンドツース、
ハウンドツースは、その柄の大きさで印象は違ってきます、これは、スーツに仕立ててエレガントな理想の大きさと質感を求めて織らせたもの、糸の良さにも拘りました、







































「ティラー六義」
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copyright 2008 Ryuichi Hanakawa

by tailorrikughi | 2008-07-02 12:36 | 3.Houndtooth Suits