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The Collection / 1.Vintage



TAILOR CLASSIC


*写真では、生地の表情まで再現するには限界があります。実物をご覧ください。
b0151357_1339217.jpg英国製
「Jacobson Tweed」


写真では、ブラック&ホワイトに見えますが、実物は黒と、かすかにベージュ味を帯びたハウンドツースに織られています。ブラック&ホワイトより落ち着いた印象で、スーツに仕立てても上品に収まると思います。スーツにして、落ち着いて、かつ印象もあるハウンドツースは探そうと思うと、なかなか見当たらないものです。
生地は、60年代の英国製のビンテージで、昔ながらのクラッシックなツイード生地です。





b0151357_13355727.jpgスコットランド製
「クラッシック イングリィッシュ カントリーツイード」

これは是非、ウエストコート付きのカントリースーツに仕立ててほしい味のあるイングリッシュツイードです。
打ち込みの多い生地ですが、糸が良いのかなめらかさがあります。良いツイードは、密に織られることによって一種の光沢があるものです。
それに、ブラウンを基調にしたスモールチェックが秀逸です。このデザイン自体は、英国の昔にあったトラデショナルなのですが、色の組み合わせが大胆不適で、これもイギリスの昔のカントリーを思い起こさせます。クラッシックは、ときに大胆不敵です。これは、昔の靴のつくりにもいえることです。
ジャケットだけではなく、3ピースに仕立てることで、クラッシックだけど、やわなファッショントレンドなど相手にならない、「伊達さ」をいつの時代でも持ちえる男服になると思います。





b0151357_13364534.jpgスコットランド製
「タータンツイード」

スコットランドで織られたラムウール100%のタータンツイード。ラムウールなので見た目よりは軽いのと、ダークレッドを基調とした柄が良いと思います。
スーツに仕立てて、上品に収まるタータンというのは、特に赤を基調としたもので探すと意外にないのですが、この生地なら、カントリースーツ、ハッキングジャケット、或るいはオーバーコート(良いと思います)など何を仕立てても上品に収まると思います。
このツイードを織ったミルは、スコットランドでも珍しい織り手で、トラデショナルな柄を独自にデザインするのが上手いので定評があります。パリの大御所オートクチュールハウスとの結びつきも深いとのことで、色出しとそのデザイン力には唸ってしまうところがあります。
このミルのブラックウオッチ柄も、一見トラデショナルですが柄の組み合わせを再デザインしていて、色合いも含めスーツに仕立てたときにその違いがわかります。
イギリスは、ロイヤル カレッジ オブ アートをはじめ、テキスタイルデザイナーの教育にしっかりした場があって、ことテキスタイルに関しては、その人材の豊かさを感じます。







b0151357_13381922.jpg英国製
「ハイツイスト カントリー ウーステッド」

いかにも英国らしい生地です。ハイツイスト(糸を強く撚ることによって、腰のある生地になる)の極めて打ち込みの多い、密に織られたもので、ほとんどクリースフリー(しわが寄らない)といえます。硬く、ハリがあります。多分、一生どころか何代も着続けられます。

デザインも品の良い変わりハウンドツースで、これを探すのには実は苦労しました。ハウンドツース好きの私としては、ブラック&ホワイトはもう何着か持っているので、色違いのハウンドツースを探していたのですが、どれを見てもやはりブラック&ホワイトに勝るものが見あたりませんでした。
ヨークシャーの生地屋に眠っていたこれを発見したとき、生地の質もクラッシックで、写真ではわかりにくいですが、遠めでうっすらとウインドペインに見える配色が秀逸で、自分の望んでいたもの、質、品の良さ、クラッシックだけど少しひねくれている自分の感性、それらに適うものがあって惚れ込んでしまいました。

これは、本格的なハッキングジャケットやバイス ウイングジャケットに向いています。が、せっかくのこの生地ですから、少しダンデイ趣味の変わったデイテール、ハーフムーンポケットとか、ポケットやフラップの大きさとか形にこだわるとか、を入れてみたいものです。






b0151357_1491731.jpgスコットランド製
「古代 ダグラス タータン」


ダグラスタータンには、このアンシエント(古代)タータンとモダンタータンがあります。ダグラスに限らず、タータンはどんどんモダン化され色も変わってきています。私は、この古代ダグラスタータンの味わいのあるブルーが好きです。
タータンの世界は奥深く、それだけに質の良い本物のタータンを探すのはいまや苦労を要します。







b0151357_1410312.jpgスコットランド製
「タッタソール」

この生地は、前述のレッドタータンと同じスコットランドのミルで織られたもので、やはり、ちょっとひねっていて、先ずシルクウールになっています、それによって地のエクリュがなんともしっとりした風情になっています。そして色の組み合わせです。何ともいえないブルーグリーンとゴールドを配すことで、仕立て上がりの落ち着きを計算しているように思います。


タッタソールは、最近トム・ブラウンがコレクションで多用したり、トレンデイ(今日的な)なイデオムのなかでも取り上げられています。
もともとは、主にクラッシクなカントリーウエストコート(ベスト)とか、ハンテイングジャケットの裏地などに使われているものですが、今は、これでオッドジャケットなどをつくると、かえって新鮮かもしれません。

この生地で、トーンを抑えたパイピングを施したクラッシックなクラブブレザーを作るとシックだろうなと思います。いまだと、かえってトレンド感と、イギリスの貴族的な贅沢感、両方を感じさせるものになると思います。

アイデイアしだいで、クラッシックな生地を遊ぶのも愉しいですね。







b0151357_9503452.jpg英国製
「ビンテージ  オルタネイト ストライプ」(テイラー&ロッジ 60~70年代)


これは、ビンテージらしい、ちょっと凝ったオルタネイトストライプです。ヘリンボーンの組み合わせでストライプが構成されていて、しっかりした量感があります。
かなり、タイトに織られています。一見ハデかなと映りますが、全体のカラートーンが統一されているので、意外に仕立てあがったときに、男っぽいシックな味わいがでるように思います。
ビンテージのストライプは、ロープストライプだったり、ヘリンボーンや凝った織りをストライプに合わせてあるものなど、凝った表情のものがたくさんあって、これはビンテージ生地のひとつの愉しみですね。









b0151357_1412727.jpg英国製
「ピュア キャメルヘアー」(ムーアハウス ブルック )
 
いまはない「ムーアハウス ブルック」という主にコート地を織っていたミルの100%キャメルヘアーです。ムーアハウスのコート地は、極めて上質で、デザインも本格で、私は、偶然、このミルの布地に数点めぐりあってから、探しまわり始めました。他のミルのものとは明らかに違うのです。
このキャメルヘアーも、極端に質が良く、いま最上質といわる現行のカシミアよりよほど柔らかく贅沢なタッチがあります。
ムーアハウスは残念ながら、私が探し始めた時点で既に閉鎖されていました。








「ティラー六義」
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by tailorrikughi | 2008-07-03 13:44 | 1.Vintage Fablic Ⅰ