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Classic tailoring 11. / Navy Blazer

TAILOR CLASSIC   
21st Century
Idea



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Art&ClassiC

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「本物の ネイビーブレザー」

「ネイビーブレザー」はチョークストライプのスーツとともに、紳士のワードローブには揃えておかなければならないと、世界紳士協会憲法で決まっている、(ウソです)
それは冗談としても、「ネイビーブレザー」ほど永遠の生命を持ち、そして重宝するワードローブはないと思う、

しかし、これほどポピュラーな「ネイビーブレザー」だが、意外に「本物」が少ない、

ネイビーブレザーには、シングルとダブルブレステッドがあり、どちらもクラッシックだが、英国においては、やはりダブルブレステッドのものを良く見かける、このダブルのものには、6ボタンのものと、もっとクラッシックな8つボタン(例えば、大英帝国ロイヤルファミリーのネイビーブレザーは、原則的にこの8つボタンに限られている)のものがある、
そして、これらは、ビスポークでなければならない、

「ネイビーブレザー」は男にとって、ある意味で日常生活での「ブラックタイ」(アメリカ風にいえばタキシード)であり、これだけはクラッシックな本物を身につけるべきで、まがいものは出自を問われかねないからだ、



そして、正しく仕立てられたこの一着があれば、大げさに云えばどこにでも出掛けられる、もしも、これしか着ないと決めてしまえば、もしかしたらどんなスーツよりも汎用性が高いかもしれない、

ただし、気をつけるべきは身体にフィットした本物を、「正しく」仕立てることだ、(つけ加えれば「贅沢」に)


間違ってはいけないのは、この「ネイビーブレザー」の出自は、「ライブリー」(式典用の制服、軍服)にあるということで、スポーツスタイルとして捉えられているが、カントリースタイルなどのものではない、

その「ライブリー」という出自から、或る意味で「ブラックタイ」に近い、フォーマリテイを持ちえるのだ、ここが、大切で、誤ってはいけません、





b0151357_17594138.jpg先ず、そのスタイルに触れる前に、「ネイビーブレザー」で不可欠なクラッシック デイテイールについて触れてておかなければならない、

それは、「ボタン」である、

本物の「ネイビーブレザー」に限っては、いい加減なボタンは許されない、ビスポークであるべき理由はここにもある、通常、使われるのは、所属する「クラブボタン」、「ガーズ ボタン」(近衛兵など、チャールズ皇太子のボタンはこういった種類だ)、「ハンテイングボタン」、そして「ライブリー ボタン」である、ボタンの仕上げも、シルバー、ブラス、ゴールド、そして私が好きな、珍しい黒のつや消し仕上げがある、

特別、指定がないなら、由緒ある「ライブリー ボタン」か「ハンテイング ボタン」にすべきだと思う、或いは、ボタンとしての細工が素晴らしいもの、、、間違っても安っぽい金メッキのボタンなどつけてはいけない、そういうものではないのだ、





(写真は、英国の古いヨットクラブのボタン、珍しいのは黒のつや消しで仕上げられたメタルボタンで、細工が素晴らしい)、

b0151357_1804196.jpg「Aesthetics  of Buttons」
つまり「ネイビーブレザー」における「ボタン」は、画龍点晴の「点晴=眼」にあたる、

いくら上手く仕立てられたとしても、ボタンがひどければ、それはまがいモノになってしまう、或いは平気でひどいボタンをつけるようなところは、「ネイビーブレザー」そのものを「知らない」ところだといえる、「ネイビーブレザー」は、どこか「クラス」を感じさせるものなのだ、


それだけでなく、ボタンはアエステイックな意味においても探っていくと愉しいもので、往年の優れたボタンメーカーのものは、老舗の宝石屋の細工を尽くしたハイジュエリーにひけをとらないクリエイテイビリテイと気構えを感じさせる、






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ネイビーブレザーに相応しい生地、私は21世紀のタウンスタイルには贅沢な生地がふさわしいと思っている、ただし、「本物」の良い糸と織りのものを、、、





b0151357_1958596.jpg「英国製 ジョンクーパー ハイツイストウーステッド」

真冬を除いて、ほぼ3シーズン着られる、ジョンクーパーの上質な糸でしっかり織られたハイツイストウーステッド、少しドライな良い表情をしています、いろいろと試して、考えてみましたが、このハイツイストのウーステッドは春から秋までのネイビーブレザーとしてはオーセンテイックで、静かに上品で、機能的にもふさわしいと思います、

強い撚糸で織られた、ハイツイスイトウーステッドは、ほとんどクリースフリー(シワが寄りにくい)で、320g前後の糸の良いものはしなやかで、ネイビーブレザーだけでなく、もっと活用されて良いと思います、とくに、ビンテージとして残る優れて本格的なものは、ウーステッド或いはスーテイング用生地としては、或る意味で理想に近いものだと思います、

ビンテージ(1960~70年代まで)のものでは、このジョンクーパーと、リード&テーラーのものに、特徴がある良い生地があります(全てが良いというわけでは当然ないですが)、どちらも、今の会社の在り方と違い、良く正直に織られたハイツイストで、当時は定評がありました、

色目も、ダークネイビーとネイビーの2色を揃えてあります、










b0151357_19585646.jpg「英国製 スーパー120‘s & カシミア」

真夏を除いて、ほぼ3シーズン着られる、しっかりタイトに織られたスーパー120‘s&カシミア、独特の光沢があります、細番手のものはタイトに織られていることと、或る程度の厚みがあるものに限って良い生地があります、

アトリエでも、300~320gの目付けのしっかりしたものに限って、スーパー150‘sまで納得のいく高番手のものを揃えています、糸が良ければ120‘sあれば充分、高番手としての魅力をもっているように感じます、








b0151357_2019776.jpg「英国製 クラッシック ネイビーフランネル 」

なにより、このネイビーの色が欲しかった、織りも、ウエストイングランド クラッシックフラノの質と糸に拘って織ってもらいました、

良い糸を選んだので、タイトに織られていますが、カシミアのようなしっとりしたタッチがあります、



「100年素材 -本物のネイビーブレザー」
(仮縫付き、フルハンド、ヴィンテージボタン、シルクライニング)
¥250,000-~(税込み¥262500-~)







「ティラー六義」
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by tailorrikughi | 2008-12-06 18:49 | 11.Navy Blazer