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Accessories / Vintage Cufflinks


TAILOR CLASSIC   
21st Century
Idea











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「カフリンクの誘惑」
 

以前から、「フレンチカフのシャツを頼みたいけれど、良いカフリンクを持っていない」というご要望もあり、カフリンクスを扱うことになりました、

ただ、六義のコレクションのことですから、多少、ひねくれています、

最初の1ペアは、シンプルで使いやすいものをと考えがちですが、私の考えは違います、最初から一生飽きのこないもの、逆にいえば、モノが分かってきた後になってこそ、あらためて唸るものを選ぶべきだと思っています、これは人生を愉しむコツだとも云えます、世間でいう「常識」には大人の男なら見破るべき「嘘」が潜んでいます、

ですから、第一回目のコレクションは、やはり、ビンテージの生涯を通じて愛せるものにしました、紳士が身に着けるべきクラッシックなものです、(小物なので、できるだけ正確な写真をと思っていますので時間がかかります、徐々にご紹介していければと思います、ビンテージ、或いはアンテイーク=ビクトリアンですからすべて一点ものになります)


カフリンクスは、男に許された数少ない装飾品です、それだけに探索してみると意外に奥が深く、先人たちは技巧と洒脱の粋をつくしています、
これを見てしまうと、現代つくられているものに如何に粋と技巧が欠けているかが身に沁みます、

カフリンクスは、一種の手元に秘めたミクロコスモスで、チャーミングで蠱惑の世界を持っています、さあ、貴方も奥深くさ迷う、その一歩を踏み出してください、






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ファベルジェ ローズカットダイヤモンド エナメルギローシュ クラウンカフリンク」

ロシア皇帝、ロマノフ家御用達のジュエラーだった、ファベルジェのカフリンクスです、ファベルジェのジュエリーワークは、驚くべき細密と技巧の限りをつくしていて、有名なものに、ロシア皇帝に毎年、意匠を凝らして作られた「インペリアル イースター エッグ」があります、その素晴らしさと魅力、そして伝説を語るには、ここでは時間がかかりすぎます、多くのウエブや書籍が存在しているので、詳しくはそちらをご参照していただければと思います、(その方が正確だと思います)


その代わり、この深い青エナメルのカフスリンクスを手にいれたストーリーをお話しましょう、

私は、一時、ファベルジェのコレクションをつくりたいと思いついたことがあります、もちろんイースターエッグなどという途方もないものではなく、自分でもつかえるような小さな動物のオブジェ(貴石を削りだしたこれさえ、その細密は驚くべきものです)とか、ハンテイング犬を模った傘の柄、ジュエリーボックス、ジュエリーなど手が届く範囲のものです、








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 「ロッククリスタル(水晶) リバース ペインテイング カフリンクス」

1900~20年代ごろの、「リバースペインテイング」のカフリンクスです、「リバース(裏、逆)」というのは、文字通り、ロッククリスタル(硝子ではありません、透明度の高い水晶を削りだしたもの)の裏側からエナメルで絵を描いていくという技法で、その精密な絵のものは珍重され、この技法のコレクターもいます、

「良い絵」のものと出会うのも、いまでは難しくなりました、これは、18金の枠に、フレンチ(?)ブルドッグが描かれているのが珍しい、一時、ブルドッグをモチーフにしたジュエリーに凝って集め出したことがあったのですが、なかなか見当たりませんでした、
リバースのものは、何故かハンテイングシーンのものが多く、描かれる犬も猟犬が多く見受けられます、

これは、絵の仕上がりの精密さと表情も良く、細工も丁寧です、この時代の良いカフリンクスは、有閑人種によってパーソナルオーダーされたものが多いので、これも、ブルドッグ愛犬家の特注なのかもしれません、




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 「マイクロモザイク カフリンクス」

19世紀末、ターン オブ センチュリー頃の「マイクロ モザイク」のカフリンクスです、古い型の足式になっています、

マイクロモザイクというのは、微細な硝子、陶器などの小片を貼り付けていって、模様や絵を描くという手法で、手法としては3世紀あたりから見られるといわれています、
ヨーロッパの装飾美術館を訪ねると、マイクロモザイクで古い建物などを描いたブローチやペンダントを見かけることがあります、

どこかに出掛けるたびに、アンテイークショップなどを巡りカフリンクスを見て周りますが、マイクロモザイクのカフリンクスは珍しいと思います、

これは、何よりブルーを基調とした色合いが美しい、青いストライプのシャツなどに合わせると良いと思います、






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 「リバース ペインテイング ダブルカフリンクス」

これも1920~30年代のリバースです、典型的なハンテイングシーンのもので、ダブルカフの古い型のチェーン式になっています、

描かれた野に放たれた2頭の猟犬も、チャーミングな仕上がりだと思います、

これは、多分ロッククリスタル(水晶)ではないと思います、前述のブルドッグはハイジュエリーですが、こちらは、もっと日常使いのものとして製作されています、

それにしても、仕上がりは正確です、良く見ると枠にもデコっぽい意匠が凝らされています、ダブルカフというのもクラッシックです、










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 「リザードスキン カフリンクス」

1920年代頃の珍しいリザードスキンのカフリンクス、チェーン式になっています、あまりみかけたことがありません、ステッチワークを見ると、ハンドステッチになっていて、良い、正確なつくりです、ちゃんとチェーン式で、足もオーバルでこれもリザードスキンで仕上げているのもクラッシックで好ましい、

もしかしたら、その時代の好事家の特注なのかもしれません、
確かにカントリースタイルのツイードなどに合わせるのには金属より洒脱だと考えるダンデイがいるような気がします、ある意味で抜群に洒落ていると思います、











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 「ビクトリアン エングレイヴ カフリンクス」

渋い黒エナメル入りのビクトリアンのカフリンクスです、この時代のものは、足も一体でつくられたものが一般的です、そして、この足の卵型のふくらみがチャーミングで私は好ましいと思っています、

私がコレクションしているなかには、一枚のマザー オブ パール(真珠貝)を削りだして作られた、やはりビクトリアンのカフスリンクスがあります、環境汚染が問題となっている現代では、そんな大きな真珠貝はいまや手にし難いでしょう、

このカフリンクスは、色合いが年月を経て味のある古色になっていて、それと黒のエナメルが風情をだしています、男っぽい、物語を感じさせるカフリンクスだと思います、枠のエングレイブの感じも好ましい、

多分、このカフリンクスの中央にあるひし形の枠のなかに、自身のイニシャルを彫りこんで使ったのではないかなと思いますが、定かではありません、





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 「ビクトリアン パウダーブルーエナメル カフリンクス」

小ぶりなビクトリアンのカフリンクスです、やはり一体型の足になっています、

綺麗で上品な、バウダーブルーのエナメル仕上げで、センターに小さな、多分、淡水パールが埋め込まれています、

上品なカフリンクスだと思います、割となんにでもあわせ易いでしょう、サイズが少しこぶりだというのも愛らしいと思います、













by tailorrikughi | 2008-10-22 23:30 | ■Accessories(NEW)