「RED ROOM MUSIUM COLLECTION   究極のホワイトシャツ  200双」



TAILOR CLASSIC   
21st Century
Elegancy

Art&ClassiC

「百年素材 200双のシャツ」
title copyright 2017 MOMOTOSEDO, Ryuichi.Hanakawa.






或る日、いつも凝った生地なかりを織ってもらっているミルから連絡が入った。
このミルは知るヒトぞ知る、かつての全盛期のモクソンのように(マニアックとしてはマニアックしか知らない「オーガスタ・ドミュール」のようだと云いたいところだが)学究的ともいえる非常に込み入った組織とか、繊細極まりない純粋なゴールデンベイルやホワイトカシミアを量の多少にかかわらず織ってくれる「たいへん有難い」ミルで、、ただし請求書には普通のミルの数倍、或いは数十倍の「あまり有難くナイ」値段が記されて送られてくる。
おもにはオートクチュール用の布、キャットウオークのみで使われる布などを手仕事で織っている。その技術の幅には自信にあふれた言葉通りいつも驚かされる、少人数の工房のわりには手織り織機をはじめあらゆる用途の織機、いまや博物館でも見られない年代物の織機が「ピカピカに整備されて」所せましと並んでいる。
返信にはこう記されていた、「インクレデイブル」な「ハイ! ハイ! クオリテイー」のコットンの原糸を手に入れた、いままでで最高の糸だ!ただし量は限られている、これから2週間後に織る予定だ、至急連絡乞う、、、
そう聞いて黙っているわけにはいかない、、、私は返信をした、

どう、最高なんだ?いったいいつのどこの糸なんだ?

意外に早く返信が返ってきた、「多分、個人(!)の発注したものだろう、200番手の白い糸だ、シャツ生地を織ることをおすすめする、セカイサイコウのものにななることマチガイナシ!」

と、いわれれば織るしかない、ソレ程の糸ならば糸質を愉しむために私はあえて「ツイルで織ってくれ」と伝えた、
これなら頑丈でいついかなるときにも相応なシャツが出来あがる、
そして、もちろん「極めて密に織ること」、「糸量を惜しみなく使え!」と伝えることも忘れなかった。
そして織りあがた布は「絹のような」と安易に表現するレベルをはるかに超えていた、
布を持った瞬間から「違う」、


# by tailorrikughi | 2017-08-07 02:40